• テキストサイズ

イケメン戦国 ボカロ

第4章 戦国時代と一夜物語〜政宗〜




子供が叫んだ瞬間、その子どもの母親だろうか、女の人が露鬼に近づいて子供をすぐに連れて行く。いや、離れさせる。

安土城下は、ピリッと空気が押しつめていた。

(………)



しかし、露鬼はゆっくりと立ち上がった。

町の人たちは驚いてすぐ露鬼を睨みつける。



露鬼は、早くこの場から逃げようと思い歩く。

町の人たちの子供は私に石を投げてきた。



露鬼は、石が当たるが痛みがない。

町の人たちはもっと露鬼が恐ろしく見えた。



露鬼は、駆け出した。

町の人たちは、露鬼から避けた。












駆け出した露鬼は、河原にいた。
子供から投げられた石の傷を少しでも消すために。

「・・・・・・」

露鬼は、ふと自分の目を触った。

露鬼は、自分の目が忌々しいと思っていた。

(どうして……私の目は……)

露鬼は、川に自分の顔を映らせた。

そして、なぜみんなが露鬼を『化け物』と呼ばれているかがよく分かる。




(私の目は、海の色や空の色と同じ………青い目なの?)

/ 196ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp