第2章 嘘つき者は小娘に恋をした〜光秀〜
光秀と紅音は、紅音の家についた。
「貴様、お姫様のような者だったんだな。」
と光秀は笑ってしまう。
光秀の目に映るのは、大きなお屋敷であった。
しかし、警備のような者もいないから
お金持ちだが少し変わったお金持ちのようだっと思った。
「いえ、私はここで働いているんですよ。」
と微笑みを浮かべる紅音。
光秀は、ドキンと胸を鳴らす。
(なぜ、この女の笑顔を見るたびに胸は鳴るんだ?)
と光秀は思った。
「柳波さん、さあどうぞどうぞ。」
紅音は、光秀をお屋敷の中に入れる。
お屋敷の中はシーンとしていた。
「今日は、このお屋敷のご主人がお出かけ中なのです。」
と補足をつける紅音。
光秀は、客間で紅音と日常のことについて話していた。