第16章 見えない鎖~三成~
「!わ、私は、純恋さまを・・・なか・・・泣かせたんじゃなくて、ですから・・・」
「うんうん。三成さん、ありがとう。私を必要としてくれる人がいるだけでうれしい。」
私は、泣いていたがきっと、そのとき。
三成さんに見せた笑顔は、花のように咲いていただろう。
そのあと、あの私の大声で武将たちが来て
私は、こってりと兄上に怒られました。
「あの、兄上・・・。」
「なに、今度はあんな馬鹿な事しないでよ。」
「い、いえ。それはもう反省しているんですけど・・・・」
私は、兄上の耳元で言う。
「はあ!?三成と!!?俺は絶対許さないよ。」
「え!?兄上、いいじゃないですか!!」
この後さらに兄妹喧嘩が始まった。
見えない鎖~三成~終