• テキストサイズ

イケメン戦国 ボカロ

第16章 見えない鎖~三成~






そして、私が倒れてから三日後のある日、





天気いいな・・・



私は一人安土の端にある小店にいた。




「純恋ちゃん、今日は一人なんだね。」

と小店のおばちゃんがお団子とお茶を持ってきた。


「いつもありがとうございます。」


「いいのよ~。もうすぐで、家康様の婚姻式があるものね~」


とおばちゃんは、にっこり微笑んで言った。



『婚姻式』。もう兄上は、『恋仲』からそこまで行っちゃったか・・・。



ーモウヒトリボッチダ




私は、青い青い空を見ながらお団子を一つ食べた。



















『こんなことなら、死ねばよかった。あのときに・・・。』


子供の私が持っているものは、短剣であった。


「ま・・・・」






「・・・!」

私は、汗で体中がぬれていた。

「けっほけっほ。」

急にせきが出てくる。


私は台所に向かった。




水を呑むため?



違う。


じゃあ、何か食べるの?




違う・・・・





私は死にたいんだ。



/ 196ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp