第16章 見えない鎖~三成~
(第三者目線)
純恋が台所に向かった後、一人廊下につたっていた三成がポツリと呟いた。
「純恋様・・・なぜ、あのような顔に・・・?」
「(私は、貴方様の泣き顔なんて見たくないのに・・・。)」
「ねえ、なんでそこにつったてんだよ、三成。」
とそこへ家康がやって来た。
「家康様・・・。」
「ねえ、純恋見なかった?まだ話し聞いてないのに・・。」
と家康は溜息をついた。
「どうしたのですか?何か問題でもあったんですか?」
「はあ?あんたに言う必要はないだろ?」
と家康は溜息をついて廊下を歩いていった。
「(・・・・調べる必要がありそうですね。)」
三成は家康のいった反対方向に歩いていった。