第13章 わっちの心は雨〜家康〜
店の部屋に入ると竹千代様は口を開ける。
「紅音……。あんた、此処がどう言うところか知ってるの?」
「竹千代様、わっちは此処の店の一番ですよ。と言うことは……」
と続けようとした時、竹千代様はわっちの唇をふさいだ。
「ん……。」
そして、竹千代様の舌がわっちの口の中に入ってくる。
「ん……んあ……」
息苦しい。
そう思った時、竹千代様は唇を離した。
「紅音が、いなくなってからずっと探していたんだ。」
「!そうでやんしたか……けれど、わっちは……」
今川家の血を引く……言わば、あなた方の敵ですと言った。
竹千代様は荒っぽくわっちの着物を脱がせる。