第12章 すれ違い〜政宗〜
安土の城下はとても賑わっていた。
「可愛いお嬢さん、見ていかないかい?」
「また今度見せてくれますか?」
私は、笑顔で言うと、店の若旦那は顔を真っ赤にさせて膠着した。
私は、貴方には興味がないけど商品だけは興味持ってあげるからまたあとね。
私は政宗様の御殿に向かった。
御殿に着くと、昔知り合った女中の人が出てきて「政宗様は、お仕事中で今居りません」と言った。
私は、仕方がなく城下を歩くことにした。
安土の城下は、見たことのない物質などがたくさんあった。
「これってなんですか?」
「それは、南蛮の砂時計さ。」
私は“砂時計”をとる。
綺麗だな。
「お嬢さんには、安くして売ってあげるよ。」
「では、これ貰います。」
「まいどあり!」
私は、砂時計を二つ買った。
しばらく、歩いて疲れたので安土の端の方にあるお団子屋さんに足を休めていた。
「おや、君は。」