第12章 すれ違い〜政宗〜
とそこへ
秀吉さんと光秀さんがやってきた。
「家康、その子は?」
「また、揶揄いのある娘がいるな。」
あっ、そうか。私が今までにあったのは、三成さんや政宗様や信長様ぐらいか。
「徳川純恋でございます。兄上がお世話になっております。」
「い、家康の妹!?」
「秀吉さん、驚きすぎです。」
「ほう。と言うことは……」
「はい。私も兄上と同じ天邪鬼な女武将です。」
光秀さんは、笑みを深ませる。
この人は、何を考えているんだ。
「武将?だが、純恋。お前女だろ?」
秀吉さんそこは突っ込まないで、
「ええ。女ですが兄上の補佐としての武将なのでそんなに強くありません。」
「そうですよ!純恋様、家康様より弓矢が上手……ムグムグ。」
「三成は黙っといて。」
ほら仲良いじゃない。
秀吉さんは、二人を注意。私と光秀さんはクスクスと笑った。