第19章 記憶の無い刀
隣に居た倶利伽羅が急に足を止めたと思ったら1点を見つめている
そちらに目を向けると鶴丸国永、燭台切光忠、大倶利伽羅の3人が買出しに来ているようだった
やっぱり寂しいよな。
買出しに来る刀は大体伊達の奴らが多い
それをいつも見ていたのを知ってる
でも引き入れる話になると2人を引き入れるのは断固拒否
ただ会いたくないのか
自分と同じ境遇の二人を見るのが辛いのか
それは分からない
歌「...伽羅...大丈夫だよ(笑)」
大「...あぁ...」
歌仙の言葉に一言返すと再び歩き出す
三「やっぱり仲間がいないというのは寂しいか」
大「別に、来ない方がいい
ここに来るということは辛い経験をしているということだ
そんなアイツらをあまり見たくない
お前らこそ寂しいんじゃないのか」
三「まぁ、今剣や小狐丸、三条の奴らには会いたいとは思うがな
俺はこのままでも充分楽しい」
数「私も青江に会いたいですが三日月さんと同じです」
歌「僕も小夜と和泉守には会いたいが皆が居るからね」
五「僕もです!
兄さん達居ないのちょっと寂しいけど、みんな居るから...」
大「俺もだ
主と皆が居ればもう何もいらない」
まぁ、いつかはあいつらも来るんだろうけど
今は少ない人数でわいわいやってる方がこいつらも楽しいのかな
ゆっくり心の整理を付ければいい。