第6章 練習試合その後
頭を洗いながら私は思う。
今日の練習試合...及川さんがはじめから出てたら負けてた。
(あーあー....何であんな人が飛雄の先輩なんだ...)
確かに上手いよ?セットアップも凄いと思うよ?でも、性格が無理。はぁ...
頭の次に顔を洗う。
そして、体....
あらっ、ボディーソープが切れていらっしゃる。
「おかーさーん!ボディーソープ取って~!」
叫ぶと...
母「おかーさん今手離せない!飛雄!取ってやってー!」
影山「はー?めんどくせ~....」
飛雄の心底嫌そうな声が聞こえる。
「早くーー!!!」
影山「あ~!わーったよ!」
そして、詰め替えのやつを持っているであろう飛雄の足音が聞こえる。
ガラッ
そして、洗面所のドアを開ける音がした
影山「ここ置いとくぞ。」
飛雄は、私の着替えをおいてある所に置いとくと言ったが...
「えー。中まで持ってきてよ~!めんどくさい。」
だって、わざわざ外出ないといけないんでしょ?
影山「ばっ!んなことできるかっ!///ボケエエ!!」
「は?何キレてんの?取り合えず、はい。」(ガチャ
私は、少しだけお風呂場のドアを開けて手だけ出す。
影山「はっ!?////ほ、ほらっ!」
すると、乱暴に渡す飛雄。
「雑っ!?まぁ、ありがとー。」
ガチャ
そしてお風呂場のドアを閉める。
あんな真っ赤になって...姉弟なんだから大丈夫でしょ?
まぁ、反応は面白かったけどね?