第16章 すなどけい
M side
最近愛しい雅紀との時間が少なくて寂しい。
レギュラー番組に加えてドラマの主演が決まって忙しいのはわかってるし応援してる。だからワガママは言いたくないんだ。
たしか今日も遅くまで撮影って言ってた。
ちょっとだけ雅紀を充電したくて寝室に行き雅紀が使ってる枕に抱き付く。
大好きな雅紀の香りを思いっきり吸い込んでいたら身体の奥が疼いて来て、気が付いたら夢中で自身を握り反対の手で蕾にまで指を伸ばしていた。
雅紀の香りに包まれて雅紀に抱き締められている気分
「んっっあ・・まさ・・もっとぉ」
自然と声が漏れる。
このまま・・もういきそう
そう思っていたら
A 「厭らしい子だね・・潤は」
ここにいるはずが無い雅紀がすぐ隣に居る。
えっ!?どうして?
「いやぁっっ・・見ないでぇ」
慌てて身体を丸めて隠すけど見ちゃったよね・・。