第1章 電車にて【レオ&アラン×プリンセス】
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「ぁっ……ぁぁ……」
レナは、もう何度目か分からない絶頂に達した。
電車は、ウィスタリア中心都市を離れ、客も減って、まばらになって来る。
もう電車には、レナが痴漢にあっているのに、見て見ぬふりをするような男しか残っていなかった。
レナは、涙を零しながら懇願する。
「もう、ゃめ……、お願い、ゃめて…」
「まだ。もっと、見せて?おまえの乱れるところ」
「レナちゃん…可愛い。ねえ、もっとイッてよ…」
「どう、して、こんな、事を……」
「知りたい?」
「うん………っぁ……」
「まだだめ。もっといっぱい可愛い所を見せてくれたら、教えてあげるよ」
「そんなっ……」
朦朧とする意識の中「ウィスタリア城近くの駅に着いたら解放されるはず」それだけを希望に、レナは羞恥に耐え続けた。
しかし、いつになったら、着くのか。
着くはずはない。
何故なら、この電車は、ウィスタリア城とは真逆の、遠い異国の地を目指しているのだから。
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電車にて【レオ&アラン×プリンセス】
END
2017年2月12日
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◆あとがき◆
レナちゃんが好き過ぎて、オカシクなってしまった双子でした(笑)
否、本当は
双子に痴漢されてみたかっただけです(笑)