第1章 媚薬に溺れて *アラン
[アランside]
「そっか…伝わるといいね
…ユキ様、ついでに寂しいっていう気持ちも込めたら?」
「え……」
「だって、ユキ様
最近寂しそうな顔してる」
(え……)
「たしかに、寂しくないって言ったら
嘘になるけど……
でも、私は大丈夫だよ、ユーリ」
(あいつ……やっぱり…)
ユキはいつも自分の気持ちを後回しにする。
ユキは必死に寂しさを隠していたけれど、
アランは気づいてた。
(言えっての……
まぁ、言わないのは、
俺が忙しくしてるからなんだろうけど)
寂しさユキに感じさせたままにしてることに
申し訳なく思いながら、キッチンの扉を開ける
「お前、何やってんの…?」