第1章 媚薬に溺れて *アラン
声がした方を向くと…
「アラン!
…えっと…これはその……
今日は公務もないから…
ユーリにお菓子作りを手伝ってもらってて……」
アランのへのチョコを作ってるってことは隠したくて、
しどろもどろになりながら言う
「ふーん…?」
と、アランは口角を上げながら言った
(これ…絶対バレてる…)
「まぁ、なんでもいいけど
ケガすんなよ?」
「うん…
アランはこれからまたお仕事?」
「まぁな…今日も護衛の任務があって」
「そっか!今日もお仕事がんばって!」
ユキはもう少し話していたい気持ちを押し込めて
笑顔で言った。
そんなユキをみてアランがユキのもとに歩いてくる。