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王子様たちの愛し方 *R18

第1章 媚薬に溺れて *アラン


[アランside]

「んっ…」


外の明るさを感じて、少し身じろいでいると


「アランっ!起きて!」


とんとんと叩かれる


(ユキ……?)


「んー……なに……」


(まだ眠い……)


「朝だよ、アラン!」


「あさ…?」


ぼーっとした頭で聞こえた言葉を繰り返す


(あさか……えっ?!)


バッと目を開けると

目の前にいたユキが


「おはよう、アラン」


と言った


(そっか…抱きしめながら寝たのか……)


「ん…おはよ」


(抱きしめながら…?

……あっ)


この状況について考えていると

昨夜、ユキのことをめちゃくちゃに抱いた記憶が

少しずつ蘇ってきた


(うわ…俺何やってんの……

気絶させてもまだヤッてたとか…

完璧、理性とんでた……)


右手で顔を覆いながら

ユキに謝罪を述べる


「あー…わるいユキ……昨日……

身体…大丈夫か……?」

「うん…ちょっと怠いけど大丈夫だよ…」


(ほんと俺何やってんの……)


めちゃくちゃに抱いた事実に

罪悪感を募らせていると

ユキが遠慮がちに口を開いた


「アラン…その…

起きたばっかりなんだけど…

えっと……抜いてほしくて……」


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