第1章 媚薬に溺れて *アラン
…んっ……
窓から射し込む光に
意識が少しずつ覚醒してくる
ゆっくり目を開くと
目の前にアランの寝顔があり
アランが自分を抱きしめながら寝ていることがわかる
わっ…
…そっか…昨日チョコ食べたあと
アランと………
少しずつ蘇ってくる記憶に顔が熱くなる
あんなに乱れてたなんて…っ
自分の行動に恥ずかしくなるも
アランの激しい求め方を思い出して
幸福感が心を満たす
そんなことを考えてぼーっとしていると
「んっ……」
と言って
アランが少し身じろぐ
アランの体が動いた時に
やっと気づく
えっ……
アランのまだ私の中……?
少し動かれる度に
アラン自身が赤い蕾に擦れて
不覚にも朝から感じてしまう
「アランっ!起きて!
もう朝だよ!」
少し焦って
アランの体をとんとんと叩いて起こす