第1章 媚薬に溺れて *アラン
[アランside]
パンパンパンっ…
再び部屋中に行為中の
激しい音が鳴り響く
ぴちゃぴちゃと
いやらしい水音も一緒に合わさる
結合部からは先程流し込んだ
白い欲が少し溢れてきていた
「んっ…はあっ…けほっ…っ」
ユキが苦しそうににむせる
(はあっ…ユキ…ごめんっ……
でもっ…ほんとに…抑えられないっ…)
ユキの辛そうな顔を他所に
ユキの感じるところを
執拗に突く
だめっ……
と息絶えだえに言うユキの声は
アランの耳には届かない
(っはぁっ…なに…?
なんか…言った…っ?)
「あっ!…んっ…あっあっあっ!」
ユキの声が高くなってくる
(んっ!…んっ!…んっ!…)
そのまま激しく腰を振り続けると
一際高い鳴き声と共に
すぐに
ユキの中がキューッと締め付けられる
(んあっっ…っ…っ!)
先程と同量の欲を
またユキの中に流し込む
(ほんと…今日…出過ぎ……)
ユキの目が閉じかけている
(寝かすかよ…
俺は…まだ…出そう……)
ずくんっっずくんっっ……!
「もう1回……」
そう呟いたと同時に
中に入ったままの自身が
再び硬さを取り戻す
息をつかせる間もなく
ユキの最奥を
思い切り突く
「あぁぁぁっ!」
ユキの叫び声が聞こえた