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王子様たちの愛し方 *R18
第1章 媚薬に溺れて *アラン
「じゃあ…さ
今日、せっかくのバレンタインなんだから…」
…そのチョコ
食べさせて…?
と、アランがユキの耳元で囁く
わ……っ
突然、耳元に吐息が掠められ、
ユキはびくっと、肩を揺らす
それでも、アランのお願いが嬉しくて
頬を染めながら
いいよ、と言う
「じゃあ…アラン……
口…開けて……?」
チョコを一つ取り出して
アランの口の前に持っていく
「ん……」
アランがそっと口を開け
ユキは
洋酒の香る、その魔法のチョコを
アランの口に入れた。
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