• テキストサイズ

王子様たちの愛し方 *R18

第1章 媚薬に溺れて *アラン


「あ…えっとね……

今日、バレンタインだから…

チョコ、渡したくて……」


少し、顔を赤らめながら、ユキが言う。


「受け取ってもらえる…?」


想い、届きますように……


なかなか受け取らないから、

恐る恐るアランの顔を見てみると

急に頭を引き寄せられ、

唇が塞がれる。


「んっ……」


急なキスに顔が一気に熱くなる。

唇が離れると、アランは

顔を綻ばせて、

ありがとう、と言った。


「やっぱ、もらえるって分かってても

嬉しいもんだな」

「やっぱり気づいてたんだ」

「普通、バレンタインの前日に

キッチンでお菓子作ってたら気づくだろ?」

「そうだけど…

サプライズにしたかったのに」


少しむくれてみせると、

またキスが降ってきた。
/ 72ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp