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王子様たちの愛し方 *R18

第1章 媚薬に溺れて *アラン


夜。

ユキは、アランの部屋で

アランの帰りを待っていた。

ベッドに腰をかけて


アラン……まだかな……


ちらりと壁にかかっている時計を見る。


まだ9時か……

アランに待っててって言われたことが嬉しくて

少し早くに着きすぎちゃった

きっと会議はまだまだかかる

けど、ちゃんとチョコは渡したい。

頑張っ起きてなくちゃ

でも…

きっと、何もしていなかったら

眠くなっちゃう。


そう思い、何をしていようか考えてみるが

思いつかない。

考えているうちに、

頭がこくこくと揺れてくる。


眠くなってきたな……

少し眠っちゃおうかな……


うつらうつらとそんなこと考えているうちに

いつの間にか、

浅い眠りの中に落ちていた。
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