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王子様たちの愛し方 *R18

第1章 媚薬に溺れて *アラン


[アランside]

走り去っていくユキを見つめて


(だめだ…

もう、これ以上悲しませたくない)


アランは、足早にジルの執務室に向かう。


「ジル、今日もあいつに会うだろ?

ちょっとあいつに、これ、渡しといてくれ」


そう言って、1枚のメモを渡す。


「直接渡せばいいじゃないですか

まぁ…構いませんが……」


(今会ったら、きっとあいつ、

また俺に気遣う)


ジルに礼を言って執務室を出ていくところで

ジルに声をかけられた。


「アラン殿

私も、早く議題を進められるように最善を尽くしますので。」

その言葉に、

助かる、とだけ言って

今日の仕事に向かった。
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