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王子様たちの愛し方 *R18

第1章 媚薬に溺れて *アラン


[アランside]

14日。

朝、廊下を歩いていると

前からジルが深刻な顔で、歩いてきた。


「どうかしたのか?」

「アラン殿。

実は、先日来ていただいた隣国の重鎮との話が

なかなかまとまらなくて……

主に軍事的な面で話に合意が得られず…」

「なるほどな……」

「すみませんが、今日の会議

この件について、議題を追加することになりました。

ですので、会議終了予定時刻は

2時間ほど遅れることになるかと……」

「わかった」


と、アランは答える。

軍事的な面、と言われれば仕方がない。


「申し訳ありません」


と謝るジルに、

気にするな、と言いつつ


(あいつと…会えなくなるな……)


と思う
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