• テキストサイズ

王子様たちの愛し方 *R18

第1章 媚薬に溺れて *アラン


アランがユキのもとに歩いてきて

ユキの頭をぽんぽんと優しく撫でる


「おまえもお菓子作りがんばれよ」


頭を撫でられただけなのに

ユキの頬は赤く染まっていき

気恥ずかしさを隠すために言葉を紡いだ


「そ、そういえば、アラン

明日って何してるの?」

「明日は…ってか明日も仕事だな」


手をユキの頭に乗せたまま答える


「そっか……少しだけでも…」


……時間ある?

と言いかけたところで


「けど、明日は夜は空いてる」


その言葉を聞いて、ユキはぱっと顔を輝かせて


「ほんと?!

明日ね、渡したいものがあるの」

「じゃあ、夜、俺の部屋来て」

「うん!」


笑顔で答えるユキを見て、

楽しみにしてる、

といってアランはキッチンを出ていった。
/ 72ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp