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【戦国BASARA】闇色夢綺譚 ※R18

第3章 ~ひらり、ひらりと久遠の破片~


どうしよう…。
わたし、きっと物凄い変な顔をしている…。

お酒なんて飲んでいないのに、物凄く真っ赤だ。
このまま、茹だって蒸発しそうな勢い。


ねぇ、わたし、自惚れて良い?



わたしの溢れそうな気持ち、言葉にして良いの?


もう、我慢出来ないよ…。


「だが、我の娘だ。何処にもやるつもりは無いが」


って、えぇー。


前言撤回。
わたしに超えられない壁が出来ました…。



その後、秀吉様の言った事が冗談だと分かり本当かよと疑いつつも、納得する事にした。
あの様子だと本当にやりかねない。

まぁ、良いや。
それよりも重治さんは何処に行ったのだろう。

「半兵衛なら廊下に出て行った」

すると、秀吉様が重治さんの居場所を教えてくれた。



此処の人達は心が読めるのでしょうか。



わたしは秀吉様に少しだけ席を外す旨を伝え、廊下に出る。

戸を開けると丸ではないが、美しい月がわたしを迎えてくれた。



今日も寂しそうなお月様。


アナタは何を願う?
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