第1章 With Janah (ヨナ) Act 1 ✳︎R18
汗で前髪が額に張り付いて、に乞う様に見つめるヨナが、妙に色っぽくて、さっきまでは顔が火事になる程恥ずかしかったのに、今はヨナに心奪われてしまっている。
「....っヨナの....っ」
が渾身の勇気を振り絞る。
「ヨ、ヨ、ヨナの....っ、オチンチンを....っ頂戴...っ‼︎」
恥ずかし過ぎて、ヨナの顔もまともに見れずに、は目を瞑って吐き出した。
何故だか、答えを聞くのが怖くて、が目を瞑ったままでいると、辺りはしん、として数秒が流れた。
一生のうちで、こんな恥ずかしい思いなどとすることないよってくらいに恥ずかしかったのに、まさかの最悪の展開なんじゃないかと、が恐る恐る目を開けると、可笑しそうに口元を緩めたヨナの顔があった。
「.....なんか、可愛い言い方するね?」
「なっ」
ヨナの一言に、は本気で顔から火炎放射出来そうだった。やり場の無い羞恥にの頭が爆発しそうになっていると、突然、ヨナがをギュッと抱きしめた。
「......嬉しい。」
ヨナが耳元で小さく囁いた。