第1章 一日の始まり
大きな声でそう言うと、みんな挨拶を返してくれる。
ただ1人を除いてね
太宰
「お嬢さん、私と一緒に心中しませんか?」
『太宰さんとなら喜んで!』
国木田
「おい!誰か此のバカップルを止めてくれ!」
国木田さんはそう叫ぶけど、みんなは温かい目で見つめてくる。
『国木田さん!僕達の幸せオーラに感化されてみんな幸せになってるんです!それに、僕達の愛は誰にも止められませんよ』
そう言うと国木田さんは頭を抱えて自分のデスクに戻って行った。
太宰さんは僕に抱きついて
太宰
「美采ちゃん大好き!本当に可愛くて私は死んでしまいそうだよ」
『僕も太宰さんの事大好きですよ?萌死ぬという事ですか!それいいですね!』
こんなやり取りも幸せに感じてしまう。
この世界に来て本当によかった。
そんな事を考えながら、僕達の一日は始まる。