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【文スト】トリップしたら心中申し込まれたんだけど?

第4章 貴女は誰ですか?


太宰
「私の名前は太宰治。
お嬢さん、私と一緒に心中しませんか?」

『……………え?』

何で急に心中申し込まれたんだろうか?!
いや、でも太宰さんと一緒なら……

『太宰さん?!!
何で私の目の前に太宰さんが?!』

太宰
「何を今さら驚いているんだい?
君が空から落ちてきた時点で私の方が驚いているよ」

『た、確かに…』

まあ普通そうだよね。
見知らぬ少女が突然空から落ちてきたら
大体の人が避けちゃうよ。

太宰
「しかし…」

太宰さんは突然顔を近づけてきた。
距離が近くて息が上手くできない…。
しかもシャンプーのいい匂いがするし、

会えたのは嬉しいけど、
少しだけ離れてほしいかも。

太宰
「君は一体誰だい?」


太宰さんは顔を離して、そう聞いた。

太宰
「私は君とは一度もあったことが無いはずだ。
それなのに、何故君は私の名前を知っているんだい?」

『そ、そうです…よね。』

なんだかとても苦しい。
太宰さんの周りだけ酸素が無いみたいだ。

私は苦しくて、うまく息ができなくて、何も喋れずにいた。

太宰
「君は一体誰なんだい?」
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