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付喪神様の御座します処【刀剣乱舞】

第7章 story【巴形薙刀】


「……ふふふ」
「またそれを眺めていたのか」
「だってさ、なんだか嬉しいんだもの」
莉央の手の中には、以前割れてしまった茶碗がある。
「巴形が直してくれたんだもの、嬉しいよ。世界で一つなんだから」
「そうか。……これが嬉しいという感情なのだな」
莉央は巴形を見上げた。
「巴形が嬉しいなら、私も嬉しい」
それじゃあお仕事に戻ろう、という莉央の背中を、巴形は追った。
彼の胸の中には、まだ名も知らない感情が宿っているのである。

-END-
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