【黒子のバスケ】 囚われ王女と獣の城 【裏夢R18】
第3章 崩壊
貴女「ありがとう黒子君。」
黒子「いえ…」
いつになく浮かない顔をしている黒子君に申し訳なさを感じた。
(私のせいね…)
黒子「…」
貴女「ごめんなさいね、本当に大丈夫だから心配しないでね。」ニコッ
ドアを閉めようとした。が
パシッ
黒子君は私の腕を掴んだ。
黒子「姫…なんだかイヤな予感がします。気をつけてください…」
真剣な黒子君の顔を見て私の時間は一瞬止まったよう気がした。
黒子君の手がすっと離れた。
黒子「おやすみなさい…#NAME1#姫」
貴女「あ…おやすみなさい。」
気をつけてとはどういう意味なのだろうか…私は結った髪をほどきながらふとそう思った。
いつものワンピースに着替えベッドに飛び込んだ。
貴女「はぁ…眠い…」
重たい瞼を閉じた
夢を見た……3年前の懐かしい過去の夢を…
貴女「貴方が新しい騎士の人ね。」
黒子「はい、黒子テツヤです。よろしくお願いします#NAME1#姫」
火神「なんか影が薄いっつかいきなり消えたり現れたりするヤツだけど仲良くしてやってくれ…ッス」
貴女「ふふっよろしくね黒子君。」
火神「コイツには副隊長になってもらったんッスよ」
黒子「はい、これからは僕が火神君と一緒に誠凛王国を守ります。」
貴女「ありがとう二人とも」
貴女「…ん」
いったいどのくらい眠っていたんだろうか…重たい瞼を開けて私は時計を見た。
貴女「12時半…」
(あれから3時間ほど眠ってしまったみたいね)
ふとテーブルにあるティーカップを手に取った。
口をつけようとしたその瞬間
「きゃああああああ」
貴女「わっ!!!」
パリン
いきなりの外からの悲鳴に驚きその拍子に持っていたカップを落としてしまった。
貴女「な、なんなの!!」
?「チッ、タイミングが悪いな。」
貴女「ハッ、だ、誰よ貴方」
振り向くと黒い髪に黒い服を着た男が壁にもたれかかっていた。
?「これはこれは誠凛の王女様。申し遅れました、私は花宮真 帝国のスパイですよ。」