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君と私と(非)日常

第19章 ケモロンパ②


『イズルくん、ドラマでも観ようか。』

「……(僕は別に観なくてもいいです)」

『クッション代行よろしくね。』

「……(重いです。少しは僕に気を遣ってください)」

『探偵ものやってるよ。海外ドラマはやっぱり迫力あるね。』

「……(いいえ、全て等しくツマラナイ………もう犯人わかりました。ほら、この人です)」

『なに?。その俳優さん気に入ったの?。』

「……(違いますよ、誰がこんな大根のファンになどなりますか)」





『あ……あの人が犯人だったんだぁ。意外だね。』

「……(犯人的中です。どんでん返しにもならないようなツマラナイ話でしたね。トリックも謎解きも甘すぎる)」

『なんかイズルくんが気に入った俳優さんの役っていっつも犯人とか黒幕の場合が多いよね。』

「……(寧ろその法則に気付いているのなら、いい加減ラストスパートで驚くの止めましょうよ)」






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