第15章 信じることは簡単なことじゃない!
ガチャッ!
「あいり!会いたかったぞ~!」
ドアを開けると同時に私に抱きついたこの男…
『…っ苦しい…』
「あっ、わりぃ!」
パッと離してくれたこの男…たっちゃん
窒息するかと思った…
コーヒーを煎れ座り直す
「お前、じいさんのとこ行ってから俺に何も報告なしか?」
『帰ってきたよーってメールしたの忘れた?』
確かに私は連絡したはずだ…
「それだけなのか?あいり~たっちゃん寂いぞ~」
泣き真似をし始める…
面倒くさい以外何もない…
『…で?たっちゃん本当は何のよう?』