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あなたにだけは囚われない!【R18】

第13章 壊れた歯車


あいりが祖父の話を断ったって聞いて、数日経ったある日のことだった

「おはよう!気になってる彼とはどうなったの?」

『……』

「あいり?」

挨拶をスルーされ自分の椅子に座るあいり

『ねぇ、迷惑かけたらごめんね…無力すぎて…何も出来なかった…』

「何のこと?」

『…私来年から普通科だって…』

「はぁ?なんでよ!?成績も良いし授業態度も真面目でしょ?理事長室に乗り込んで来るわ!」

『そこまでしなくても大丈夫だよ?また来年普通科で頑張れば元に戻れるって言われたし…素行不良だって言われたの。』

「素行不良!?“X”と関わったから!?」

『理由を教えてくれなかった‥。でも大丈夫。来年努力して卒業は特進科になるように努力する』

「‥ッ‥分かったわ!私も一緒に普通科に行くわ!これは私が決めたことよ?あんたを一人で行かせる訳ないでしょ?」
“私と親友になったことを後悔しなさい”と付け加えるとやっと笑ってくれた彼女…

何があったのか分からない。でも支えることなら私にもできる

『ありがとう』



その日の内に両親に頼み来年普通科にしてもらった
あいりの名前を出しただけでうちの親は直ぐにOK


ふんっ!親友を嘗めんじゃないわよ!




~夏海side1年前 end~

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