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あなたにだけは囚われない!【R18】

第13章 壊れた歯車


部屋に入ってきたのはスーツを着た男性3人
私と同い年くらいの見た目…

ただ共通しているのは髪の色がスーツとは似つかわしくないということだ
赤、金、茶…顔は宮田と同じく女に人気のありそうな顔立ちをしていて…


「真人!どうだ?あいりちゃん落としたか?」
「まだだ」
「お前…好きな女くらい早く落とせよ」
「“橘”上手くいったぞ」

友だち?宮田の顔が無表情になり怖い…
それよりも聞こえた“橘”って名前…まさかあの橘さんではないだろうし…

「奥の部屋使え…」
「本当か?あいりちゃん抱けんのか?楽しみだな」
「あのじいさんはどうした?」
「帰るって。奥に布団まで用意しているんだからそういうことだろ?」
「あいり行くぞ…」

宮田に手を引かれ奥の部屋に進むと大きな布団があった
『えっ…』

「あいりと結婚するなら孕ませるほうが早いんだよね。ついでにこいつらもあいりのこと気持ち良くしてくれる。」

背中がゾッとした…

「あいり愛してるよ…」

『や…嫌!やめて…』

近づいてくる顔…口に触れる温かい感触
後ろから赤髪に押さえられ身動きが取れない…

「ギャハハハ!真人あいりちゃん泣いてるぞ!」
「しっかり押さえておけよ?

あいり…始めようか。僕たちの子ども欲しいでしょ?」


すごく後悔した
仁の顔が浮かぶ…
仁を信じなかった自分が悪い
直接聞くことのできない弱さ…
ネコの甘い言葉を信じた結果…
自業自得だ…

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