第12章 なぁ、たまには慰めろよ…
「はぁ、無駄に疲れた…あの子なんなの~?無理~」
「斗真でも無理な女いるんだな…」
「海斗本当滅びて~」
「上等だコラっ!お「馬鹿二人うるさいですよ」」
これ以上幹部部屋の物を壊されては堪らないので二人を大人しくさせる
なぜか笑って優しく言ったはずなのに凍りつく二人
「……」
「和馬、どうしました?」
「少し気になることがあってな…」
パソコンを見つめ険しい表情をしている和馬…
「優、お前はどう推測する?」
「多分違うと考えてます」
「ああ、俺もだ」
やっぱりそうか‥
「何の話だよ!さっぱり分からねぇ」
「海斗諦めろ。お前には理解できねぇよ」
「ならお前は理解したのかよ?」
「できるわけがないだろ~?」
相変わらず低レベルな海斗と斗真‥
「おい、今心の中で失礼なこと考えただろ?」
「え?なんで分かったんですか?」
「お‥お前っひでぇ!」
「まぁ、冗談はそのくらいにして俺が説明してもいいか?」
「和馬お願いします。アホ二人良く聞いてくださいね?」
「俺らは夏海ちゃんと橘を襲った犯人が違うグループの犯行だと考えている」
「なんでだよ?」
「同じ被害状況だったんだろ~?」