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あなたにだけは囚われない!【R18】

第10章 立ち止まってもいいですか?


授業が全て終わり、ホームルーム…

今日のドンキーの話しはすごく長かった
「ー…最近女子高生が襲われる事件が多発している…俺は心配だっ!もし、お前らがと考えるとっ俺は…俺は…っ!お前ら、そんなときの逃げ方をいくつか教えてやるぞ!~…



ー…それでな最終手段はな相手の玉を狙え!思いっきり蹴り上げるんだいいな!絶対やれよ!心配だ~!」

熱弁しているドンキーこれはいつ終わるのか…
でもこの学校にしては珍しい種類の教師だ
親の権力を恐れ、あまり生徒と関わろうとしない教師が多い中で、ドンキーは説教したりこうやって熱弁する…何だかんだ言っても良い先生だ!

「~…俺はなっ「先生、私たち車やバス送迎なのであり得ませんわ」」

そのドンキーの熱弁をぶった切る夏海…
ここは“夢女”。お嬢様が多く通っている。
バス登校の子も乗り場まではほとんど家族の送り迎えだ。


「…確かに…よし、ホームルーム終わりだ…先生は安心したぞ!」

何事もなかったかのように教室を出て行った


夏海と門の近くまで歩いて行くと人だかり…
デジャブ…

「誰だと思う?」
『やっぱりそうかな?』
「そうだと思うわ」
『じゃあ、海斗かな?』
「私は優にするわ」
『アイス1個で』
「いいわよ」
『…優って呼んでるの?』
「えっ、まぁね…」
『ん?何かあった?』
「秘密よ、後でね?」


アイス1個を賭けた勝負!



『えっ……』
でもそこにいたのはまさかの…



「遅え」







『……仁!?』


囲まれていたのは仁だった…









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