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【イケメン戦国】風光る

第5章 再会


それはただ、運が良かっただけで。
運が良い、といえば他にもある。
かの有名武将と出会えたことも、
安土城に居候してもいい、
ということになったのも。

(...いや、有名武将と会えたのは
ともかくとしても。)

そういうラッキーが重なり、
私は今ここにいる。
それがなければ、私はもう、
殺されていたかもしれない。
今は乱世。
いつ、どこで、誰が、どうやって、
殺されるか、なんて
すぐ起こりうること。

(私は、本当に、運が良かった。
人生の運、全部使い果たしたんじゃないかな。)

と、思ってしまうほど。

「...そうですか。」

黙って話を聞いてくれていた
『佐助』さんに対し、

「だから、私はここで
兄達を探します。
そして、何が何でも、見つけ出して、
一緒に現代に帰ります。」

そう宣言した。
すると、『佐助』さんから、また
嬉しい申し出があった。

「そういうことなら、俺も手伝います。」

(...えっ?)
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