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【イケメン戦国】風光る

第5章 再会


「俺は元々、大学で
『タイムスリップ』の研究をしていました。」

(えっ、『タイムスリップ』の研究?大学で?)

大学ではそんなことをするのか。

(...それにしても、大学生から忍者って。
見事すぎる転職だと思う。
...才能?)

忍者の才能って何だろう。

「ある日、本能寺跡地で
考え事をしていたんです。
そしたら、急に雨が降り出して、
気付いた時にはこの時代へ。」

(私と似てる。
というか、一緒...?)

本能寺跡地、というのが鍵かもしれない。

(いや、まあ、本能寺跡地で考え事っていうのも
なかなかにマニアックな気がする...。)

この人も歴史好きなのだろうか。

「それで、本題は、俺達が巻き込まれた
『タイムスリップ』のことです。」

「...はい。」

(そうだ、根本的原因の話をしないと。)

背中を定規のようにピンと伸ばす。

「こっちで計算してみた結果、
次に『ワームホール』が開く時期が
分かりました。」

(...えっ?)

それは、つまり、

「...現代に、帰れる、ということですか?」
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