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【イケメン戦国】風光る

第5章 再会


「...咲夜さんは、」

(...?)

畳に向けていた視線を
『佐助』さんへと向けると、

「とても、大切に思っているんですね。
お兄さん達のことを。」

そう発した『佐助』さんは、
無表情ながらも、ひどく
優しい顔をしていた。

「そう、ですか?」

(そんな顔もするんだ...。)

おそらく、本人は自覚していないのだろう。

(...そんな、気がする。)

勘だけど。
と付け加えた。

「はい。」

『佐助』さんは
少し、唖然としていた私には気付かず
答えた。

「あと、お兄さん達の職業を
教えてもらってもいいですか?
ここでも、同じ仕事、もしくは似た仕事に
就いているのかもしれないので。」

「あっ、はい。」

(そっか、職業も言った方が良いのか。)

「愁兄...愁弥は会社員で、
千哉は美容師をしていました。」

「...それなら、千哉さんは
髪結いに関する仕事に就いているの
かもしれませんね。」

「そうなりますね。」

千兄はまだ分かりやすく、
美容関係を探せばいい。
ただ、問題は、

「愁弥さんは、会社員、ですか...。」
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