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イケメン戦国〜未来を夢見る〜

第10章 〜10〜




(お風呂……落ち着く……昨日から色々起こりすぎてて頭こんがらがってるなぁ……)


(なんか忘れてることがあるような気がするんだよなぁ。それも何個も。)



(あ、そういえば。川で家康さんと会う前に会った眼鏡の人……)


不意に思い出したのは、自分と同じく未来から来たという男のことだった。


(佐助……って呼ばれてたっけ?あの人に村で待ってろって言われたけど、安土城まで来ちゃったな……携帯もない時代だし、もう会えないかな……)


佐助には聞きたいことが沢山あった。

だが、彼が待ってろと言った場所からかなり離れた場所に来てしまった今、連絡の取りようもない。
そして、佐助の仲間の男が言った言葉も思い出した。


(織田軍に見つかる訳にはいかないとか言ってたよな……ってことは……もしかして敵……?)


そう考えると顔が青ざめるのが自分でも分かった。
せっかく同じように時間を超えて同じ時代に居るというのに、もう会えないのは残念だと思わざるおえなかった。


(もしかしたら、自分がこの時代に来たことの理由が分かるかも……って思ったけど……会うのは難しいかな……)


そう残念に思っているとまたある言葉を思い出した。


(佐助さんの前に来た銀髪?の人……
失礼な感じだったけど最後にまた会うだろうみたいな事言ってたよね……何でだろ……敵だから?でも私が信長様の元にいること知らないはずだし……)


考えれば考えるほどわからなくなり頭を抱えるばかりだった。


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