第19章 〜19〜
料理はともかく、自分に何が出来るかというよりもどんな仕事があるのか気になった。
明日にでも優鞠か秀吉さんにお願いして、職場見学しに行こうと決めた。
そして、隣にいる顔を真っ赤にさせたままの優鞠を見る。
「…………」
「……なに。」
「ふふ、顔真っ赤だよ?」
「しょ、しょうがないじゃない……」
「まあね、朝から頭撫で撫でされちゃね」
「言わなくていい。その話は他言無用ですからね」
「わかってるよー」
私はそういうと先に食事場へ入っていった。
(朝から会えて、名前呼んでもらえたり頭撫でられたり、笑顔向けられるのは……嬉しいけど……心臓が持たない………)
優鞠はひとり、呼吸を落ち着かせるために深呼吸してからの後に続いて食事場へと入っていった。