第11章 我が子
『この人はなぜ地元で有名でしょう?』
ピンポン!
櫻「スッゴく高いソフトクリームを作れる!」
「正解!櫻井さん、ソフトクリームお召し上がりくたさい」
櫻「いただきます!」
『あ~っ‼』 ペチャッ!
二「我が子のように抱いてますよ!」
《楽屋にて》
大「……」
櫻「……」
相「ねぇねぇ、あの二人真剣な顔して向き合ってるよ?
珍しくない⁉」
松「真剣な顔が珍しいってのもどうかと思うけど
あの二人にしては珍しいな?」
大「…翔くん…」
いつもと違う声のトーンに翔くんも不安げな表情をしている。
大「翔くん、…いつ子どもできた?」
櫻「…えっ⁉」
松「げほっ‼」
松潤が飲んでたコーヒーを吹き出した。
松「なに言ってんだ⁉あんた?」
大「だって、ニノが我が子のように抱いてるって…」
二「言葉のアヤでしょうよ!
だいたい翔さんが浮気するわけないでしょ!」
大「なんで翔くんが浮気?」
二「いや、翔さんが浮気して他に子ども作ったってことじゃないの?」
大「翔くんの子どもだったら父親は俺でしょ?」
相二松「………」
二「翔さんの浮気は疑わないんだ…」
相「…愛が常識を越えた瞬間だね…」
櫻「…智くん…」
悲しそうな目で翔くんが俺を見る。
松「翔くんも大変だな、あんなアホの相手しなくちゃいけないんだから…」