ホストクラブ『Dear』.【Hey!Say!JUMP】
第3章 白雪姫 【岡本圭人】
「っ...!///」
私の顔は、確実に真っ赤になっていた。
その人...圭人さんは、笑顔で言う。
「キミと話してると、僕まで嬉しくなる。なんでかな?」
「な、なんででしょう?」
私は、心臓がどうにかなりそうなのをこらえて、そう答える。
圭人さんが、部屋にかかっている時計を見る。
もうすぐ。0時を回ろうとしていた。
「もう時間...ですね。」
私がうつむいたまま、そう言った。
「そうだね。」
「じゃあ、今日はありがとうございました。」
もうお別れなんだ...。
そう思うと、何故か瞳に涙が溜まる。
それを隠すように圭人さんに背を向けると、部屋を出ようとした。
その時、圭人さんは私を後ろから抱きしめた。