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【ONE PIECE】アイサレたくない恋【サッチ】

第7章 Cherish➤Precious



「おま、それ、は、反則…だろ…」

赤くなった顔を隠すかのように目元を手で覆ったサッチは上を向く。

色々言いたいことも聞きたいこともあるけど、それよりも強い眠気を限界に感じた。

思わず出た欠伸に驚かれる。

「ムード壊すなよ」

「ごめん…眠い…」

「…寝かせないっつったら?」

「ごめん…寝る…」

「まじで、嘘だろ」

先ほどとは違う意味で目元を覆った姿を最後に瞼が閉じられた。


カモメの鳴き声に目を覚ますとベットの上で抱きしめられながら横になっていた。

誰とは明記しまいが全く腕が外れない。

こんなところで男女の差を突きつけられるとは思わなかった。

やっとの思いで開放されたのに背後から伸びてきた腕が再度捕らえ、その力は更に強くなる。

「起きてるでしょ」

「…まだ寝ようぜ」

「昨夜とは反対だねぇ」

「じゃあおはようのちゅー」

迫り来る顔に逃げることも出来ず、まあ端から逃げる気は無かったので構わないが、首に回して受け入れたら調子のって深くなったので急所を蹴った。

激痛に隔絶するサッチを放って部屋に戻ろうとするがそれも叶わない。

「もーなんなのー」

「一緒にいんの嫌か?」

「嫌じゃないけど準備とかあるじゃん」

「まだいいだろ、ほらこっちおいで」

なんて優しい笑みで手を広げられたら飛び込む他ないのだ。

こいつは私の扱いをわかっている…。

「いつから私の事好きなの?」

「出会った時から?」

「えっそんな前なの」

「だってオヤジに許可とる時も好きな女乗せたいって言ったし」

「…よく許可くれたね」

「俺たちは海賊だからなぁ」

「欲しいものは奪ってでも手に入れる?」

「そーゆーこと」

向かい合う形で頭を撫でられ、今までは何も感じなかったのに急に照れくさくなって胸に顔を押し付ける。

髪をすくうように絡めとり、そこに口付けなんて落とされたら心臓がバクバクなるし、頭が沸騰しそう。

乱されっぱなしなのが悔しくて自ら口付ければ、今度は頭の後ろと腰に手を回されて、離れられない状態での深いやつ。

幸せと恐怖でいっぱいになって、小さく服を掴んだ。
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