• テキストサイズ

つれづれなるままに。【刀剣乱舞】

第11章 愛してるから、選んでほしい【燭台切光忠】





変わりたいと思うと同時に、
この関係を捨てたくないとも思うんだ。



「五十嵐さん、おはよう」

「あ、光忠先輩おはようございます」



登校中、すぐに見つけた後輩の背中に声をかける。
すると、彼女は、くるりとこちらを向き今日も愛くるしい笑顔で、僕のことを見てくれた。



「聞いてくださいよっ!今日!実は数学の小テストがあるんですよ〜。ほんと、最悪で…」

「あー、担当って宗三先生だっけ?」

「そうなんですよー、宗三先生って細かいところをテストに出すんですっ」

「だよね、僕もそうだったよ」



学校への道を歩きながら、今日ある事を話す。
そんな何気ない時間がすごく楽しくて、僕の宝物である。



「でも、今日いい事もあるんです!」

「何?」

「実は、今日の学食…カツカレーなんです!」



女のコがカツカレーか珍しいなぁ、とか思いながら聞いているとふと、五十嵐さんが頬を膨らませ、こちらをジトリと見てくる。

な、なんだろう?



/ 46ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp