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つれづれなるままに。【刀剣乱舞】

第9章 妖精使いと鶴。【鶴丸国永】





「妖精というのは楽しい事しか知らないのだろ?」

「ええ」

「だったら、主と話すその時も楽しいと感じているという事だろう?」

「そう、だといいな」

「なら、やはり、主は凄い人だと俺は思う」



妖精というのは綺麗なものにしか姿を見せないと、昔誰かが言っていたのを思い出す。

そういう彼らが、自ら寄ってきてそして話すのだから、主の心は凄く綺麗なものなのだろう。
それこそ、人として生きるには凄く苦しいくらいに。



「そう言ってくれるのは貴方たちだけよ」

「…」



そう溢れる声と表情でこの本丸に来る前の事を思い出しているのは、容易に想像がついた。

人と言うのは、自分の目に見える物しか信じていなくて。
それ以外のものはまるで何かを潰すように、汚くなじることがある。

きっと、主も口には出さないけれど同じような事を言われたことがあるのだろう。



「主」


俺は、そんな悲しい顔をした主を見ていられなくて主の肩を抱く。
主は少し体をびくつかせるが、目を瞑り、そのまま俺に身を任せる。

綺麗で美しい硝子のような、俺の主。



二人でそのまま、ぼお…と月を眺め一夜を過ごした。



俺の目が覚めた時、主はいつもの気丈な姿を取り戻していた。




ーーーーーーーー


ふと、最強主の話を書きたくて、
最強主の事を考えてたら
妖精使いって最強じゃね?って結論にいたりました。


それこそ天候が変えられたり、なんなら鍛刀する時も妖精の力を借りれば…とゲスの極みを考えたり。

あれ?最強じゃね?…と。

そして、最強だからこそ、壊れやすいとかナニソレめっちゃ可愛いと思いこうなりました。

というか、寝むる流れ私、好き過ぎないかと思いつつ。



楓…炎の妖精。少し気が強く、うまく集団行動ができないのが悩み。一番星に懐いているが、それもうまく表現できない。
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