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この世で美しい物をあなたに

第4章 看病



「ほら…さっさと食え…」

「え?あ、はい…」

そしてスミレはゆっくりと食事を進め
突然手が止まった

「…どうした?手が止まってるぞ」

「さっき見た…夢?かなんかを見てしまって…」

「…あ?なぜ夢に疑問をつける…」

「それが…」

スミレは夢で見たことをリヴァイに話した

「ほぉ…それは随分興味ぶけぇ夢だな…」

「訳が分かりません…なぜあんな夢を見たのか…」

「所詮は夢だ気にしなくていい…まぁ、俺が正夢と言ったのには疑問だがな…」

そしてスミレはまた食事を進めたべ終えた
リヴァイが食器を片付けていると

「兵長…ちょっと洗面所に行ってきます…」

「分かった…俺も行こう」

「え?なにもそこまで…」

「あんな狭いところで倒れて頭ぶつけて血を流して死なれちゃぁ困るからな」

「そんな実際に起こりそうなこと言わないでください」

そして2人は洗面所にいき、何をするのかと思うと突然吐き出した

「!?」

「ゴホッゴホッ…オエップ…」

「大丈夫か?」

そしてリヴァイは新しいタオルを手渡した

「ありがとうございます…スッキリしまたした」

「そうか…」

「はぁ…少し寝ます…」

「あぁ…」

スミレはベッドに入り再び眠りについた

「…吐血しなけりゃいいが…」

「…うっ…だ…やだ…殺…さないで…」

「あ?寝言か?」

「リ…ヴァイ…兵…殺さないで…無…死には…ダメだって……スースー」

「…俺がお前を殺す夢でも見てんのか…こいつは…汗まみれじゃねぇか」

そしてリヴァイはタオルをもち再び氷水につけ、スミレの額にタオルを置いた、スミレは幸せそうでどこか悲しく辛そうな感じだった

「…チッこいつの看病は調子が狂うな…」


翌朝

スミレはすっかり元気になり昨日のことが嘘の様だった。それに安堵したリヴァイはスミレの部屋を出て
エルヴィンの所へ向かった


スミレの部屋に戻ると食器を片付けている所だった

「あ、リヴァイ兵長おはようございます!昨日は看病したくださってありがとうございました…あの、何か
お礼させてください」

「なら…この前言っていた自傷無色の歌を聞かせてくれ…前に言っただろ?」

「あ…はい!分かりました…歌わせて頂きますね…」

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