第7章 花言葉
心華は廊下に出るなり自分も体調が優れず直ぐに帰ることにした
個室に戻っている最中リヴァイにあった心華は自分が帰ることと夢歩が病院で寝泊まりすることを告げるとその場から去った
心華は体が昔から弱く親からは今でも隠居しろと言われているがそれをプライドが許さずに今でも夢である看護師をしている
だが無力な自分ができることは夢歩が早く元気になれますようにと祈願するしかなかった
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同時の頃の夢歩は目が覚めた
つい最近迎春したのにまさか高熱がでるなんて…ついてないなぁ
と思っているとドアを叩く音が鳴った
私はか細い声で「どうぞ」と言ったそして目に捉えた人物に目を見開いた
「大丈夫か?」
「リヴァイ…さん…?」
リヴァイは夢歩が横になっているベッドの隣にある椅子に腰をかけるとゆっくりと口を開いた
「気分はどうだ」
「全然良くないですよ…リヴァイさんも目のあたりにしたでしょ?」
「ああ…そうだったな…」
それっきり黙ってしまいそうだったので夢歩は疑問に思っていた事を聞いた
「リヴァイさんは…どうしてここに来たんですか?」
「……」
リヴァイは黙ったまま夢歩をしばらく見つめるとやがてこう言った
「…泊めてくれた例だ、あとお前の様態が酷ければ今後の予定などに携わるからな」
「それって…リヴァイさんなりに心配してすれてるんですよね?」
「うるせぇ…てめぇはさっさとその熱治しやがれ」
「はい」
そして夢歩はまた深く暗い闇に飲まれた
寝ている顔はどこか嬉しいような表情をしていた