第12章 奪われた幸せ
サイド
私のお母さんと名前が似てる?
それだけのためにこんなに大掛かりなことしたの?
「ね、それだけでお兄ちゃんや真選組の人たちを巻き込んだの?」
女「私たちの星には少しでも似てる人が来てほしかった」
「そんなことしてもみんなが喜ぶとは思わないし、それに…そんな悲しい嘘つけないよ」
女「…あなたになにがわかる。
星も、家族も…全てを無くした私のなにをわかるというの?!」
「そんなのわかるわけない!
でも、少しならわかる…私も小さい頃お父さんとお母さんがいなくなって…いまではお兄ちゃんしか血の繋がった家族はいないよ?でも、だけど!!
そこから出会いがあったもん!
いっぱい人と出会って、関わって、自分から話しかけたりして…そーしたら、きっともう1つの居場所ができて!家族ができるんだよ!
血が繋がってなくても、居場所は見つかるんだよ?」