第12章 奪われた幸せ
女サイド
あぁ…姫と私は違う。
なんで他人の為に涙が流せる。
なんで他人の為にそこまで熱く語れる。
なんで…
「ほら、あなたがしなかっただけで周りの人はあなたと話したいって思ってるかもよ?勇気出さなきゃ…ね?」
女「はい…私も誰かと話す覚悟できました。」
そう言うと私は今まで被っていたマントを脱ぎ捨て片方しかない羽を露わにした。
こんな姿みられたくなくて隠していた。
だけど…周りはマントの中の顔がわかんなくて話しかけなかったのかな?
そんなポジションなことを考えてしまう。
これも、なぜだろう?あの女のせいか?…いいや、あの女のおかげだ。
女「さん。ありがとうございます…真選組のみなさんも、巻き込んでしまい申し訳ない…ここから出します。
船は小さいですが地球に着くまでの燃料はあります。」
「そっか、ありがと」