第7章 ステラさんの過去
「私はクレナのベッドを薬品で溶かしてきたので怒ってないですよ。」
爽やかな笑顔でそう言ってるメルロさんはとにかく怖すぎる。
引きつった苦笑いしかできない。
「あ、メルロさん!昨日服とかありがとうございます!すみません」
私は思い出して謝ると、いきなりメルのさんの顔が赤くなった。
「い、いえ。全然大丈夫ですよ///」
何が起きたかは分からないがまぁ、いいや。
そんな会話をしてるうちに、無事ステラさんはクレナさんを捕まえていた。
「ったく、なんで人が寝てるのにその上にダイブするんだ‼︎」
私は心の中でステラさんにお疲れ様ですと言う。
なぜだか、その光景が想像できる。
「アオメ、お前のベッド借りるぞ。
ちゃんと寝れてないんだ」
私が返事をする前に、ステラさんはベッドで寝転がっている。
「えー、いいなぁ!アオメのベッドで俺も寝たい!」
そう言ってまたステラさんにダイブしようとしていたが、ベッドが壊れると困るので止めておいた。
「マスターにベッドのこと言ってきますね、クレナも行きますよっ!」
そう言ってメルロさんとクレナさんは静かに部屋を出て行った。